ごあいさつ
当社は昭和23年(1948年)3月に、大阪市南区高津(当時)に於いて「三和リボン店」として開業し
帽子用、ニット、履物用の補強材に使用される細巾織物(リボン、テープ)を販売しておりました。
昭和25年(1950年)5月に共同出資形態の三和リボン店を解散し、松井宏臣が高松屋リボン店として
個人営業を始めました。
当時の高松屋は千日前通りと松屋町筋の交差点北西角、大阪市電「下寺町」停留所の真正面にあり
当時の千日前通りは、道路の中央に市電が走り、その横左右一車線の狭い道の為、市電が止まる度に
高松屋リボン店の看板が乗客の皆様の目に入り、自然に多様な業種の方々とのお取引が始まりました。
当時から松屋町筋には、人形問屋、店舗や商店街の四季折々の装飾を手掛ける造花装飾屋、菓子メー
カー、菓子問屋、結納品屋が多く、立地条件が良く交通の便にも恵まれたため、「高松屋リボン店」の
看板とお客様の関心事とが結び付き、お得意様の数も取扱い品目数も拡大していきました。
昭和35年(1960年)頃から、取扱商品を再加工した製品の依頼が徐々に増え、装飾用の造花、徽章用
胸章用リボンの製造に着手しました。昭和44年(1969年)には韓国より菓子容器、コサージュリボン
造花の輸入を開始し、昭和48年(1973年)には二次加工の製造を充実させるため、有限会社 みすまる
加工所を開設しました。
また、平成11年(1999年)4月に、ベトナムホーチミン市に合弁会社を設立し、翌年より輸入を開始
しました。 平成17年(2005年)8月に喫茶、カフェ、造花部門を独立させ、株式会社フラワリッシュと
し、ベトナムからの輸入も品種、数量とも増加していきました。フラワリッシュも喫茶に加え有機食品
を主としたレストランを始め、その食材を使う料理教室を開催するなど時代の変化に即応し、常にお客
様のニーズに答える様に、また、決して原点の「高松屋リボン店」の看板を忘れず今日まで歩んできま
した。
「贈る人も、受け取る人も、みんな幸せに。」
をモットーに、あらゆる場面で使用され、笑顔を作り出す、結ぶだけではない新しい形のリボンを探し
求めて、これからも皆様の笑顔、幸せを常に想いながら努力を重ねてまいります。
昭和23年(1948年) 3月 大阪市南区高津4丁目26番地に於いて「三和リボン店」として開業 取扱品目:リボン、テープ、紐類
昭和25年(1950年) 5月 共同出資形態を解散し、店主松井宏臣の個人営業とする 取扱品目:人形材料追加
昭和26年(1951年 )4月 取扱い品目を拡充し、レース、飾り房、フレンジを加える
昭和35年(1960年) 4月 造花の製造に着手、徽章用を製造
昭和38年(1963年) 4月 競技用ペナント、表彰用リボンを製造
昭和41年(1966年)12月 法人に改組し、株式会社高松屋とする 代表取締役 松井宏臣(初代)
昭和43年(1968年)10月 都市計画による立ち退きに協力、南区高津2丁目1-2に移転、本社ビルを新築
昭和44年(1969年) 5月 韓国裕逸商社より菓子容器、造花、コサージュリボンの輸入を開始
昭和48年(1973年) 2月 二次加工、製造を拡充する為、奈良に「みすまる加工所」を開設
平成 7年(1995年)12月 代表取締役に松井滋(2代目)就任
平成11年(1999年) 4月 輸入業拡充の為、ベトナムホーチミン市に合併会社設立
平成17年(2005年 )8月 造花部門を独立、株式会社フラワリッシュとする
初代 松井宏臣